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TOP > 札幌葬式 葬式札幌 お葬式は札幌葬礼社 日記 > 札幌でも奇特な仕事、納棺師。 しかし、おくりびと に非ず。
メディアに流れる映像が、いかに市井に対し、強い影響力を与えるものかを
深く考えさせられた格好の事例があります。
ヒットした納棺師を描いたその映画は、葬儀のみならず、臨終に際しての心構え、
遺族の苦悩までを包括し、人の死とは何かを喧伝しました。
葬儀業界だけに留まっていた、納棺師なる仕事が、社会的認知を
受けた瞬間だと考えています。
社会的ブームはその立場をも昇華させ、若者にも新たな仕事としての夢を
与えました。
おくりびと=納棺師
しかし、命終(みょうじゅう)された方を送る人と考えるならば、納棺師は
単に故人の最期の身支度を整える人たちです。
おくりびと にはあたりません。
おくりびと は喪主であり、施主であり、ご遺族でしかないのです。
葬儀に関わる者の社会的ステータスが少しでも高まるのは歓迎しますが
葬儀を余りに美化する風潮には、甚だ違和感を覚えます。
人の葬送をお手伝いさせていただく仕事は、あくまでも表に出ないで仕事を為す、
歌舞伎や人形浄瑠璃の黒子と同じ立場でいいと思っています。