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札幌にて 自分らしい葬儀とは (2012.02.24)

葬儀の話題は決してタブーではなくなり、今やフランクに話が出来る時代になりました。

人々の関心が集まるキーワードとして、どんな意見があるものかとサイト検索しました。

実際、筆者自ら、自分らしい葬儀を考えられないからです。

覗いてみて逆にガッかリです。

エンディングノートをつけよう。散骨、樹木葬、手元供養、自由葬(無宗教葬)、献体などなど。

自分らしい葬儀を考えるために、参考にしようと覗いた人も筆者と同感の人がいることでしょう。

では、自分らしい葬儀とは?

これには前提が必要ではないでしょうか。

一般的ではない、抜きん出た才能、業績、記録などを自他共に認められた

人生を送った方に限定されると思います。

開式前から会場前かロビーに展示された愛用品、嗜好品または作品。

式の途中で紹介される思い出の映像とナレーション。

生演奏があれば、尚良いと思います。


しかし、経費は限りなく掛かります。


現実には、この形式の葬儀などは、大手斎場を持つ葬儀社で、ずいぶん前から

執り行われてきました。

なんら、目新しいものではないのです。

いえ、筆者が並の一般人そのものだから、自分らしい葬儀が思い浮かばない

だけなのかも知れませんが....

典型的な和製英語のエンディングノートを記す事は、自らの人生を振り返るのには

大きな意義があると思いますし、献体も医学進歩の見地からは立派なご判断です。

しかし、余りにも突飛な発想は、控えていただきたいものです。

残念ながら、人は自分の葬儀を、自ら執り行うことが不可能だからです。


臨終に際しては家族に囲まれ、葬儀には余計な飾りつけを排除し、

棺の中には、花一輪でも入れてもらい、出棺し、しかるべきタイミングで

両親がすでに眠る墓に入れてもらえれば・・・

凡人たる筆者は、それこそが、自分らしい葬儀だと考えています。







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