2012/07/13
札幌での葬儀の悩み


故人となられた奥様が生前に、自分の葬儀は何もしないで火葬だけしてもらいたい、と、ご主人に
言い残して亡くなった葬儀を当社が承りました。

しかし、宗教者は入れずとも、せめて祭壇を設え、花を飾り、体裁よくお別れしたいと喪主となった

ご主人はおっしゃいました。

その後、亡くなった奥様方の親族のご意向をお聞きしたら、読経もない葬儀は余りにも寂しいと、

結果的には通常の仏式葬となりました。

当然、仏教者が入ったとたんに、読経を中心とした宗教儀式となります。

故人が望んでもいない法名が、この後にも長くついて回ります。

このように、自分の葬儀を事前に家族に話しておいても、そのとおりに運ぶか否かは実に難しいも

のなのです。

景気悪化により、小さな葬儀が今多くなっています。

いや、景気ばかりではなく、形式にこだわった葬儀のスタイルが敬遠され始めたのでしょうか。

宗教観が薄れてきたのでしょうか。

葬儀費用、どこまでに通知してよいものか、どんな形式の葬儀がよいのか、などなど。

又、葬儀後、合祀墓に入れる件数がうなぎのぼりになっています。

葬儀に関する悩みは尽きない。これが今日の札幌の葬儀事情です。

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