札幌葬式 葬式札幌　お葬式は札幌葬礼社 | 日記 | 札幌のお布施

心あるお坊さんは、実は札幌に大勢いらっしゃいます。

以前からの寺院とのご縁がない場合、また、お布施の額に不安があるのなら、

札幌葬礼社が宗派に合せてご紹介いたします。

実際問題として、つい最近もお布施が高くて、本当は臨んでいる仏式葬をあきらめ、

無宗教葬儀をしたいとのご相談がありました。

では、本題に入ります。

布施。

仏教で言うところの慈悲の心をもって、他人に対して施しを与える行為。

また、僧侶や巡礼者に対して施され、仏事においては僧侶に対する謝礼も布施です。

札幌でも圧倒的に多い仏式のお葬式。ですから、仏式のお葬式には、お布施が必要です。

布施は大きく分けて、法施(僧侶が仏の考えを説く行為),無畏施(恐ろしさに苦しむものを慰め畏

れを払う行為),財施(文字通り、財産、金品、衣、食などを分け与える行為)があります。

ただし、布施は無理を押してまでする性格のものではありません。

出来る限りで良いはずのものが、現在いささか、その意味合いから外れ、一人歩きしている感が

あります。

その他、葬式のお布施以外に考えられるものが、例えば院号を授かったときは院号料、お膳料、

お車代、足袋、菓子などなど。

院号は別格としても、とても仏教者が考え出すはずのないものまで一般的になっています。

葬儀での読経の為のお布施と考える人も多いでしょうが、葬儀に纏わる仏事全般の謝意

として施すべきものです。

お布施の額は葬式においては大命題です。

お寺から明示してもらえば有難い。

出来れば安いことに越したことはない。

ただし、余り安くては失礼であり、ご利益(りやく)が無いのでは???

人とは都合ののいい事を考えるものです。

ただし、寺側にも言い分はあります。

高く云えば、ボッタクリと思われ、いくらでも良いと言って実際に2,3万円では寺の維持は不可能

です。

明示は簡単ですが定価化するのであれば、逆に今後値引きが横行します。

生きるのさえ厳しい今。

菩提寺があれば胸襟を開いて、持てる金額でお願いしてみることは失礼にならないと思います。

確約はできませんが、おおむね話を聞いてもらえるはずです。

葬儀社に紹介を請うのであれば、初めから用意できるお布施の額を話しておくべきでしょう。


インターネットでは僧侶紹介○○円、戒名格安○○円。

人材派遣の横行により、高潔であるべき僧侶までもが派遣の対象になり、

その家の本来の宗旨宗派で無い者が慇懃にお勤めをすることは詐欺的行為です。

以上は問題外ですが、さりとて、まっとうな寺院にしても、宗教法人としての経営があります。

まさに俗世。人は矛盾の中に生きるしかないのでしょうか。

低価格、定価販売も悪くはありませんが、布施は人だから出来る、崇高な心ある行為であること

を忘れてはならないと思います。